冷たい風に打たれて
そして風華は神谷と共に国会議事堂を後にした
車に乗り込み神谷に尋ねた
「次は?」
「次は…午後6時に長野県警山岳救助隊との会議です。」
「長野まで?」
「はい。」
神谷は声のトーンを全く変えずに話す
「これからの時期、遭難が多発しますので。連携を取る為です。」
風華は政治以外にも警察と連携を取り、水難事故や山岳での救助をも担っていた
「分かったわ。行きます。ただ、その前に学校へ行きたいわ。」
「無理です。これから飛行場へと向かいますので。」
風華の溜め息が聞こえた
しかし神谷は聞こえないフリをする
そして車は市街を抜け政府専用の飛行場に到着した