冷たい風に打たれて



風華が日本海沿岸200キロへと着くと上空には既に太陽が昇り明るく雲を照らしていた


風華はそこに留まると目を閉じ深呼吸をした


そして目を開け、両手を広げ北へと向ける



そして風の向きに逆らい風を勢いよく北へと送る


その細い手は力強く見えた



ビュゥゥゥー


風と風がぶつかり合い数十メートル先で大きな音がしていた



< 47 / 128 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop