冷たい風に打たれて


私よりも、力をずっと使い続け疲れているはずなのに…


「では、私からも条件があります。風華様も横になりお休み下さい。」


真剣に神谷が風華に言う


風華からふっと優しい笑みが零れる

神谷からも珍しく笑顔が零れる

「分かったわよ。」
そう言うと神谷の隣に横になる


「ほんっとに、神谷は真面目よ。馬鹿がつく位。」


「私が真面目で風華様に仕事をさせないと貴方はすぐに何処かへ翔んで行ってしまうでしょう?」


「まあ…そうね。」

また二人は顔を見合わせ微笑んだ








風華様の笑顔をこうしてしっかりと見たのは何年ぶりだろうか…







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