冷たい風に打たれて
そのクラスメートの女子は高宮玲(たかみやれい)と山田美希(やまだみき)だった
「あんたさ、白石君に何、色目使ってんの?」
「ホントに!いい加減にしてくんない?!白石君の将来に泥塗る気!?」
風華は何も言わず、玲と美希を見つめた
「ホントにムカツク!何にも知らないフリしやがって!白石君が授業サボるなんて事なかったのにさ!」
「あんたの所為で白石君が先生に呼び出しくらったのに!あんたはよくのうのうと学校来やがって!」
玲は思い切り風華の腹を蹴飛ばした
「うっ!!」
風華は痛みに堪えて無表情に玲と美希を見つめる
「だから、その顔がムカつくんだよ!!」
美希も風華に蹴りを入れる
それを発端に二人からは何度も何度も身体に蹴りを入れられた
風華は痛みに耐えていたがついには意識を失ってしまった