冷たい風に打たれて

そのクラスメートの女子は高宮玲(たかみやれい)と山田美希(やまだみき)だった


「あんたさ、白石君に何、色目使ってんの?」
「ホントに!いい加減にしてくんない?!白石君の将来に泥塗る気!?」

風華は何も言わず、玲と美希を見つめた


「ホントにムカツク!何にも知らないフリしやがって!白石君が授業サボるなんて事なかったのにさ!」

「あんたの所為で白石君が先生に呼び出しくらったのに!あんたはよくのうのうと学校来やがって!」

玲は思い切り風華の腹を蹴飛ばした

「うっ!!」

風華は痛みに堪えて無表情に玲と美希を見つめる

「だから、その顔がムカつくんだよ!!」

美希も風華に蹴りを入れる

それを発端に二人からは何度も何度も身体に蹴りを入れられた

風華は痛みに耐えていたがついには意識を失ってしまった


< 77 / 128 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop