冷たい風に打たれて
「神谷さんもあんな子の世話よくやるよな~。オレだったら絶対給料良くてもやりたくねー。」
「あの子のあの力さえなければ、ただの我が儘な小娘じゃないか。」
「そうそう。あんな我が儘に頼りたくねー。」
「黙ってりゃ、少しは可愛いのにな。」
「いや、確かに綺麗な顔立ちしてるけど、いつもなんか険しい顔してっから、オレはパス!」
「「だよな~。」」
「お前達!!無駄口たたかないで、出発の準備しろ!!」
「「はい!隊長!!」」
隊長の命令で、そそくさと隊員は入山する支度を始めた
隊長は、まったく。と小声で呟くと自らも支度を始めた