Salvation 〜救い〜

あー　おいしかったねー



ミカ　もうおなかいっぱい！



『俺も　もう食べられねえ・・』



ねえ　トシキー



『ん？』



なんか　いいことあった？



『なんでだよ？』



だって

今日は

すぐに

来てもいいって

言ってくれたし

それに

普段だったら

一人で

黙ってることも

多いのに

今日は

ちゃんと

話すじゃん



『ああ　そうか。実は今日バイトが見つかったんだよ』



えー

よかったじゃーん



『うん、まあ・・・な。　普通の皿洗いだけど』



それでもよかったよー

ミカねぇ　結構

心配してたんだよー



『そうか。ごめんな・・・』



（なんか　ぜんぜん　大丈夫じゃん）

（こないだ　横井さんから　いきなり電話あったから　心配してたのに・・・）

（それは　言わないほうがいいのかな・・・）

（特に用事もなかったみたいだったけど・・・）

（余計なこと　ふれないほうがいいよね・・・）



トシキー



『ん？』



だーいすきー



ミカはトシキに

抱きついた