君の本当のsmile
 
「ファンクラブ!!??」


「そー俺達結構人気あんのよ」


「あ‥いたいた宇都宮君!!!

早くこっちこっち」


教頭先生に呼ばれたあたしは

名無し君に頭を下げて行った。


「転校早々大変だったね」


「あ‥いえ」


「きみのクラスはここだから。

頑張ってくれたまえ」



1組と書かれた教室に入ると

そこはお祭り騒ぎだった。


「今朝泉君と目があったわ♪」


「あたしもよ!!!」


す‥すごいっ。

男一人に盛り上がるなんて

あたしには理解できないな~。


「はーい席につけ。

今日は転校生を紹介すっぞ」


ふー。頑張れあたし!!!


深呼吸して教室に入った。

 
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