君の本当のsmile
「なんか…びっくりしちゃった」


「なにが?」


「まさかタカ君が話しかけてくるなんて

思ってもみなかったから。

今までずっと避けられてたし…」



そりゃそうだ

俺はずっとこいつを避けてたんだから


こいつと話すのが怖かった。


何より俺の心を見透かされることが…


こいつの笑顔は今まで闇の中で


生きてきた俺には眩しすぎるから




「だって俺、あんたキライだし」


「え…?」


口が勝手に…


「あんたの瞳がキライ。

その素直さもキライ。全てキライ」



「俺と兄貴は正反対なんだ、何もかも。

性格も好みも全部…ね。」



「あんたのその瞳を見てると

ナイフが刺さったみたいになる。」




あーあ全部言っちゃったよ


こんなこと言うつもりなかったのに


 
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