いくつかの夜
【営業時間AM11:00〜AM1:00】


今、PM11:00 閉店まで後2時間。

店から少しだけ離れたガードレールに腰を下ろし、2時間待つことにした。


『お似合いですよ。』


そう言った花屋さんの店員は、後輩に向けた笑顔を俺にも同じように向けた。

俺は、その笑顔にどんな笑顔を返していたのだろう。

笑顔だったかどうかも覚えちゃいない。


『鼻の下伸ばしちゃって。』


って笑う?それとも怒る?


きっと、


『だから?』


って、何でもないように笑うんだろう。

そして、そのあと、君の心はやっぱり笑うんだろうか。

その時、俺はどうすれば良いのだろう。




出ない答えを探しながら待つ時間は、とてつもなく長く思えた。




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