甘めな年上彼氏



しょうがない。

だってまさか
こんな偶然
あるとは思わない。


「きっと大丈夫ですよ。」


気楽に言ったけど
たぶん向井さんの中では
複雑だと思う。


「……ん。」


向井さんは頷いて
あたしの肩に頭を乗せた。



向井さん………



向井さんは悲しそうに
目を閉じていた。


いま向井さんは…
どんな気持ちなんだろう…??



あたしは何か
かけてあげられる
言葉も見つからない。


何も出来ないまま
ただ肩だけかしていた。







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