甘めな年上彼氏
次の日から
あたしは思いっきり
島崎に話し掛けられた。
正直…うざいけど
前みたいに笑ってくれるから
少しだけ嬉しかった。
今日だって………
「一緒に帰ろーぜ!??」
笑いかけてくれる
島崎がいる。
ダメだって分かっても
ホッとする
自分がいるのは事実だった。
どーしよう。
悩んでいると
島崎の顔が引きつって
あたしは後ろから
誰かに抱きしめられた。
「だーめ。
怜奈は俺と帰んの。」
……………雅也だった。