甘めな年上彼氏
「っつーかお前ん家
なんもねーな。」
「勝手に来といて
調子いいこと言うな。
お前呼んでねーし。」
「お前と怜奈を
2人きりに
させられるわけねーだろ!?」
「保護者かよ。」
「そんなもんだし。」
「それは残念。
保護者なら
恋愛対象にはなんねーな。」
「…お前いっぺん死ね。」
時間が経つにつれて
落ち着いてきたあたしは
2人の会話も
呆れて聞く余裕が出てきた。
「あんた達…
ケンカしか出来ないの??」
「「だってこいつが!!」」
息合ってるし…
案外…似た者同士??
そんなとき…
外から聞き慣れた
バイクの音が聞こえてきた。