甘めな年上彼氏



奥の部屋に入って
カバンを取る。


「じゃあ…また明日。」


雅也の沈黙が
向井さんたちと会う前と
違うことが分かる。


「あのさ…」

おそるおそる口を開いた。


「2人共どーしたの??
なんか変だよ??」


「別になんでも
「あたしだって
ちゃんと分かるんだから!!

ねぇ…雅也??

あたしなりに
雅也のこと
見てきたつもりだよ??」



ちゃんと
雅也の目を見て言った。

そしてゆっくりと
雅也が話し始めた。


「俺…中学の頃から
怜奈が好きだったんだ。

怜奈がいるから
あの学校に入った。」









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