甘めな年上彼氏
ドキッー
悪いことしたのが
見つかったかのように
あたしは固まった。
「怜奈…!!」
追いうちを
かけられた気がした。
しぶしぶ振り向く。
「怜奈…どうした??」
向井さんがあたしを
追いかけて来てくれた。
だけど…
なにを言えばいいの??
言葉が見つからなくて
あたしは唇を噛んで
下を向いた。
「怜奈??」
ごめんなさい…
「どうした??
なんかあった??
怜奈…顔色悪い。」
そう言って向井さんは
あたしの顔を
覗き込んできたけど
あたしは目さえ
合わすことが出来なかった。