甘めな年上彼氏
それからまた美結に
背中を押されて
向井さん家に向かった。
どうしよう……
その思いが
なかったわけではない。
でもそれよりも
早く会いたい…
…って気持ちのほうが
何倍も大きかった。
“思いっきり甘えておいで。
怜奈のことちゃんと
知ってもらえばいいじゃん。
向井さんも喜ぶよ!!”
美結に言われた言葉。
なんかすごく嬉しかった。
あたし…
1人じゃないじゃん。
って素直に思えた。
“ありがとう、美結。”
明日…
ちゃんと言おっかな。