甘めな年上彼氏
クリスマスイヴ
ピーンポーンー
案外いつも通り
インターホンを押せた。
「はい。」
と向井さんが
すぐに出てくる。
「久しぶり、怜奈。」
向井さんが
あたしを見た瞬間に
微笑んだ。
「久しぶり…です。」
向井さんに促されて
部屋の中に入る。
そしてあたしが座ると
そのすぐ前に
向井さんは座った。
向かい合う感じ…
「………で。
怜奈はどーした??
なにかあった??
なんで連絡
くれなかったの??」
1つずつ
優しい口調で聞かれた。
「……ごめんなさい。
混乱しちゃったんです。」