甘めな年上彼氏
だけど何の策も
浮かばないまま
もう4時になっていた。
「夕飯は怜奈
作ってくれるの??」
向井さん家に来ると
あたしがご飯を作るのは
恒例になっていた。
向井さんはいつも
美味しそうに最後まで
食べてくれるから
あたしも嬉しかった。
「はい!!作りますよ。」
「ありがと。
買い物行こっか??
冷蔵庫なにもないし…
ケーキも買おっか……
食べたいでしょ??」
ピピピッ!!
って向井さんの
その言葉を聞いて
ひらめいた。