甘めな年上彼氏



「じゃあ分担しません??

あたしが買い物行くんで
向井さんは
ケーキお願いしますっ。」



そしたら料理も
お楽しみに出来るし
プレゼントも買える!!

一石二鳥みたいな!?


「でも荷物重くない??」


…あまり乗り気では
ないみたい。


「大丈夫です。
これでもあたし…
けっこう力あるんですよ!?」


そう言ったあたしに
笑いながら
向井さんは言う。


「ん、知ってる。

バイトでも
けっこう重いの
頑張って持ってたよね。」

そうそう。
でもすぐに向井さんは
“貸して”って
あたしの代わりに
持ってくれた。


最初から
優しかったもんなぁ…








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