甘めな年上彼氏



向井さんは
しばらく考えていた。

だけどすぐに微笑む。


「じゃあ…お願いね。」


「はい!!」


やったぁ。
これで
プレゼント買える!!


でも…
何がいいかなぁ。


「じゃあ後で
渡そうと思ってた
プレゼント1つあげる。」


そう言って
あたしの手に
乗せてくれたのは
“鍵”だった。


「これ…って……」


「ここの合鍵。
好きなときに
いつでも来ていいから。

待ち合わせしなくても
平気だし。」



なに……これ…??

すっごく
嬉しいんだけど…


あたし
すごい感動してる。

何も言えないもん。








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