甘めな年上彼氏



「あともう1つ
あるんですけど…

あたしの憧れ
叶えてくれますか??」


……いつか
彼氏が出来たとき
やりたいと思ってたんだ。

地味に憧れてたからね。



「んー。
出来ることならね。」


まぁいっか。

もう1つ袋を出した。


自分で中身を出して
片方を向井さんに渡す。


「これ……携帯に
つけてもらえますか??」


あたしが渡したのは
ハートのキーホルダー。

ハートが半分になってて
2つ合わせると
きれいなハートになるんだ。


それを受け取りながら
向井さんは軽く笑った。


「乙女だねー。
でもちゃんとつけるよ。

ありがと。
2つとも大事にする。」








< 184 / 318 >

この作品をシェア

pagetop