甘めな年上彼氏
「あともう1つ
あるんですけど…
あたしの憧れ
叶えてくれますか??」
……いつか
彼氏が出来たとき
やりたいと思ってたんだ。
地味に憧れてたからね。
「んー。
出来ることならね。」
まぁいっか。
もう1つ袋を出した。
自分で中身を出して
片方を向井さんに渡す。
「これ……携帯に
つけてもらえますか??」
あたしが渡したのは
ハートのキーホルダー。
ハートが半分になってて
2つ合わせると
きれいなハートになるんだ。
それを受け取りながら
向井さんは軽く笑った。
「乙女だねー。
でもちゃんとつけるよ。
ありがと。
2つとも大事にする。」