甘めな年上彼氏
美結がつけてて
何気に憧れたんだよね。
あたしはハートの半分を
携帯につけた。
あたしのそれを見て
向井さんも
すぐにつけてくれる。
なんか…
初めてのオソロイかも。
けっこう嬉しいなぁ…
「俺のプレゼントは
後でいい??」
「はい。」
ってかもう
合鍵であたしは
充分なんだけどね。
「じゃあ
そろそろ行こっか??
私服に着替える??
制服寒かったら
怜奈ん家寄ってくよ??」
そう言いながら
向井さんは
立ち上がった。
そっか…
あたしまだ
制服なんだよね。
確かに寒いかも。
「じゃ…お願いします。」
あたしも
立ち上がった。