甘めな年上彼氏
お気に入りの
ワンピースを着た。
素足はキツイから
タイツを下にはいて…
上にコートを羽織る。
そしてネックレス。
お母さんに貰ったもの。
寒いかな??
…って思ったけど
車だからいっか
…とも思ったんだ。
「じゃあ行ってくる。
お母さん
仕事頑張ってね。」
「怜奈も
デート頑張って。
今日は泊まりでもいいから
今度紹介すんのよー??」
お母さんの言葉に
少し固まったけど
何も言わず
そのまま家を出た。
少し駆け足で
向井さんの車の助手席に
乗り込んだ。
「おかえり。」
「ただいま。」
あたしは微笑んだ。