甘めな年上彼氏



「向井さん…??」

本当に止めたよ!?


「いい??」

少し首を傾げて
微笑んで聞く向井さんを
いつも愛しく感じる。


向井さんは
キスする前いつも
“いい??”って聞く。

優しい…んだよね。


「…はい。」


頷くと向井さんの
顔が寄ってくる。

そのまま目を閉じると
すぐに唇が触れた。


1度離れたけど
すぐにもう1度触れる。

2回目は貪るような
キスだった。


向井さんがどんどん
首の角度を変えていく。

ここ…住宅街なのに。


「んっ…」

あたしから
甘い声が漏れた。







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