甘めな年上彼氏
身体全体が熱い。
頭がフラフラする。
「ふっ…ん…」
しばらくして
向井さんが
あたしから離れた。
あたしは息が乱れてる。
「怜奈、その声ヤバい。」
向井さんは
息を乱すことなく言った。
「ふぇ??」
向井さんが
あたしの髪を
撫でながら笑った。
触られてる髪が熱い。
そしてそのまま
あたしの耳に顔を寄せてきて
囁くように言った。
「止まらなく
なりそうだった。」
一気に赤くなった顔で
見ると向井さんは
意地悪く笑っていた。
「なっ―――っ
向井さんのバカ!!」
あたしはそう言って
向井さんに背を向けた。