甘めな年上彼氏
どんどん
田舎に入っていく。
ってか山!?
「向井さん…どこ
向かってるんですか??」
「ん??…内緒。」
うわっ…怪しいっ!!
それでもあたしは
移り変わる景色を
ただ見ていた。
「着いたよ。」
数十分後…
少しうとうとしていた
あたしに向井さんが
声を掛けてきた。
「あ…はい。」
窓の外見ると暗闇。
どこ……??
向井さんが降りて
続いてあたしも降りる。
「さむっ…」
思わず口に出るほど
寒かった。
だって絶対山だよ??
すると
パサッー
と身を縮めていたあたしに
向井さんは
上着をかけてくれた。