甘めな年上彼氏



「すごぉ…」


寒さなんか
一気に忘れてしまうくらい
キレイな景色だった。


「キレイでしょ??」

向井さんが
得意気に笑う。


ホント…
適わないなぁ…


「キレイですね…」

感激して
目が離せなかった。


「怜奈…上も見てみ??」

「????」


言われたとおり
上を見上げる。


「あ……星!!」

空には
たくさんの星が
キレイに輝いていた。

いつも見ているのと
比べられないくらいに
たくさん見える。


「きれい…。」

空気もおいしい。


「そんなに
感動してくれるとは
思わなかった。」


とあたしの横で
向井さんは言った。









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