甘めな年上彼氏



すると向井さんは
呆れたような
長いため息をついた。


「向井さん??」

「あのねー
不意打ちすぎ。

そういうこと普通に
言っちゃダメだよ…??」

「????」


あたしは不思議そうに
難しい顔をした。


「怜奈、可愛いすぎ。」

向井さんの
笑い声が耳に響く。


「えっ!?いきなり
なに言うんですかー!!」

あたしの
顔が赤くなる。

寒いのに熱かった。


「もう帰りたくないね。」


向井さんはあたしを
包み込むように
後ろから抱き締める。

そしてあたしの
頭の上に顎を乗せた。



「あ…あのっ!!」








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