甘めな年上彼氏
「座ろう??」
少し落ち着いてきた頃
向井さんに
支えられて座った。
「怜奈…どうしたの??」
向かい合って座ったけど
向井さんはまだ
あたしの髪を撫でている。
「………………」
「怜奈……??」
…言っちゃても
良いのかな??
あたしのワガママかも
しれないし…
でも……
向井さんの気持ちも
知りたいから…
「……向井さんは
あたしと会えなくて
少しでも
淋しかったですか??」
あたしはまだ潤んだ目で
向井さんを真っ直ぐ見た。