甘めな年上彼氏
バレンタインデーの日以来
あたし達は忙しくても
なるべく
会うようにした。
別に決めたわけ
じゃないけど
お互いにそうしていた。
あたしはというと
不安が残っている中で
向井さんに会っていた。
もうすぐ3月って時。
その日も向井さんと
会ってたんだけど
いつもと違う雰囲気に
あたしは
もっと不安になった。
なんか言われる…
それは良くない言葉。
本能でそう感じて
あたしはいつもより
自分のことを喋った。
「もうすぐテストだ。」
「なぁ…怜奈??」
「暇なときでいいんで
また勉強
教えてくださいね。」
たとえ
向井さんの言うことを
無視しても…