甘めな年上彼氏
そして数十分後
向井さんはいつもと同じ
少し遅めに現れた。
「おはようございます。」
「おはようございます。」
今日は
いつもより微笑んでくれた。
……………気がする。
今までうるさかった
あかり達が
一気に静かになった。
何かコソコソ話している。
するとあたしの視線に
気づいた美結が手を振る。
あたしは舌を出す。
「怜奈のバカ!!」
幸いお客さんいないから
いいけどあたし
バイト中なんですけど…
「友達??」
向井さんが
あたしに話しかけてきた。