甘めな年上彼氏



断られたら
かなりショックだよね。


って思ったけど
向井さんは


「………うん、いいよ。」

少し躊躇いながらも
笑って頷いてくれた。



「ありがとうございます。

あたしこないだの景色
また見たいです。」


「うん。
少し暖かくなってきたし
行こっか。」

その向井さんの一言に
あたしは笑顔になる。


「昼間はこないだ
水族館だったんで
遊園地とか行きます??」


「うん、いーよ。
じゃあ俺からも1つ。」

「なんですか??」


「その日は
帰す気ないから。」

って笑う向井さんは
前と変わらなくて
あたしは顔を
赤らめながらも頷いた。







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