甘めな年上彼氏
次の日曜日。
向井さんと
最後のデートの日。
遊園地日和
って言っていい程
爽快に晴れた。
「今日もデートォ??」
一生懸命
服を考えてたら
お母さんが
部屋に入ってきた。
「…うん。でも今日
最後のデートなんだ。
ごめんね。お母さんに
紹介出来ないまま
別れちゃうことになっちゃった。」
悲しそうに笑ったあたしに
お母さんは
不思議そうな顔をした。
当たり前か…
「なんだか
よく分からないけど
服選ぶ怜奈は
楽しそうだったわよ??」
お母さんはそう言って
部屋から出ていった。
楽しそう……か。