甘めな年上彼氏
最後の夜と別れの瞬間
それから
向井さんの家に戻って
最後に2人で
夜ご飯を作った。
“最後くらいは
怜奈の料理食べたいから”
って向井さんが
言ってくれたんだ。
まぁ向井さんは
ほとんど
見てるだけだったけど…
でも全部
食べてくれたからいっか。
―――――――――――
「先にお風呂入る??」
「いえ、
向井さんどーぞ。」
なんか前も
こんな話したな…
って思い出して
1人で笑う。
すると向井さんは
ニヤッ…って笑って
「じゃあ一緒に入ろっか。」
とあたしを
軽々と持ち上げた。