甘めな年上彼氏



謝られると2度と
会えなくなるような
気がする。

嫌だった。



「ありがとう。
怜奈は優しいね。

別れるのにまだ…
怜奈とはずっと
一緒にいれる気がする。」


それは…
一緒にいたいって
願望が強いからだと思う。

あたしもそう思うから…



「あたしも同じです。」

「手放す気なんて
なかったのにな…」


向井さんの声が
あたしの頭の上で響く。


「怜奈はさ
ちゃんとした
同級生と付き合いな。」


向井さんが
あたしの予想外のことを
冷静に言った。









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