甘めな年上彼氏
悲しくて…
辛くて…
もうダメだなんて
思ったけど
きっとまた会える
その想いと
右手に輝く指輪の
おかげで
なんとか立ち直った。
頭の中の向井さんは
今も鮮明に残っている。
「少し大人になれたね。」
って美結に
言われたときは
その優しさに
また泣きそうになった。
「…ありがと。」
また……会う日まで。
あたしはきっと
向井さんのことを
想っているだろう。
右手を空高く上げて
あたしは想った。