甘めな年上彼氏
「それに好きだけど
…叶わない気がする。」
だって6歳も
離れてるんだもん。
「そうかなぁ…
うちは叶う気がする。」
祐実が空を見上げた。
社交辞令とか…
軽い言葉じゃなかった。
「あたしも思う!!
……ってか叶えろし!!」
叶えたい……
出来ることなら
付き合いたい。
でも………
あたしにとって
6歳差は
たいしたことないけど
向井さんにとって
あたしは
子供に見えるはず。
本当は
相手にされないのが
怖いだけだった。
会えるだけで嬉しい…
確かに事実だけど
もう少し望んでるのも
事実だった。