甘めな年上彼氏
「雅也かぁ…
中村とか呼ぶから誰かと思った。」
彼の名前は山内雅也(マサヤ)。
この学校で唯一
同じ中学から来た奴だ。
クラスは離れたけど
けっこう仲はいいほう。
「へへっ。
こんなとこで誰待ってんだよ??」
そう言う雅也は
全然寒そうじゃなかった。
男子のズボンはずるいぞ!!
「んー………カテキョ??」
勉強教えてもらうから
あながち
間違ってはいない。
それに雅也には
何故か
言いにくかったんだ。
「明日からテストだもんな。
ってかカテキョなのに
学校に迎えに来るのか??」
雅也は変に勘がいい。