甘めな年上彼氏
「んー。まぁ細かいことはいいじゃん。」
あたしがそう言うと
雅也は少し考えてから
「まぁな。」
って言って笑った。
そしてあたしに
背中から抱きついた。
もう慣れてるあたしは
抵抗もなにもしない。
むしろ暖かいから
いいかなぁ…なんて。
最初は学校でも
騒がれたけど
みんなもうあたしたちは
普通の仲のいい
友達だと知っている。
仲のいい
男子の友達だから
向井さんのこと
話せなかったんだ。
でも……
もうすぐ来るよね??
「雅也、早く帰んなよ。」
「俺、怜奈のカテキョ見てから帰る。」
はぁ!!!?
何言っちゃってんの??