甘めな年上彼氏
「カテキョってのも嘘だろ??」
やっぱり
気づいてたんだ。
あたしの嘘が
すんなり通ったから
おかしいとは思ってたんだ。
「なんでさっき
問い詰めなかったの??」
「別にそこまで
気になんなかったんだよ。」
雅也はあたしから離れて
自分の頭を掻いた。
「ちょっと!?
なんでそんな顔するの??
好きな人出来て
良かったねくらい言えないの??
やっと出来たのに…」
「あー…良かったな。」
その言葉には全然
心がこもっていなかった。