甘めな年上彼氏
駅に着いてから
向井さんが来るまで
そんな時間はかからなかった。
「ごめん、待った??」
と小走りでくる
向井さんが
何よりも愛しく感じた。
「大丈夫です。」
「どこに行く??
どっか行きたいとこある??」
向井さんは
あたしに何か聞くとき
必ず優しく微笑む。
「えっと…今日は
少し遅くても平気なんで
一緒にご飯食べませんか??」
こうやって誘うだけでも
まだ緊張はする。
慣れないなぁ…