倉庫の王様
結局毛玉カワイさのあまり、トーヤをロフトにやって俺はソファーで毛玉とオヤスミ。



次の日は体がめちゃくちゃ痛い。



しかもまだ薄暗いのに毛玉に起こされエサの準備…。



二度寝したら次はトーヤが布団引っ張ってメシ食わせろって言うし…。



睡眠時間削られまくり…。



さらにトーヤを乗せて学校に向かったらコンビニ寄ってコーヒー買ってとかパン代くれとか…。



25歳にして一文無しのトーヤにドン引き。



「1万貸してやるから…。ってか金ねぇし住むとこねぇなら実家帰れや!!」

「遊和は優しいから遊和の方がいい」

「俺がよくねぇの!!」

「よいよい。あっ、学校着いた~」



全くコイツは…。



だけど憎めない…。



「羽賀っちぃ~!!今日デートしよ~!!」

「ご飯おごってくれるならいいよ」

「マジ!?」

「うん。俺、女のコ好き」



憎め…るな。



あとで3万くらい貸そう…。



そしたらしばらく大人しくしてくれそう…。



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