倉庫の王様
からかうだけからかってからひとりで入った風呂。



アイツのピュアさには本当に清められる…。



こんなに汚れてていいのか俺…。



久しぶりに入った別荘の風呂で今までの人生を少し反省した。



「あた、あたしも…お風呂っ!?」

「ん?なに?」

「先生…それ…」

「あっ…」



ヤバイもの見られたかも…。



ちゃんと服来てくりゃよかった…。



これは若気のいたりってヤツで…。



「先に言っとくべきだったよな。悪い」

「元…カノ?」

「あぁ、高校時代1年だけ付き合った女の名前。消すつもりでいたんだけど…」

「別に…いいです…。それでは…」



腰のパンツラインギリギリに入ってる元カノの名前のタトゥー。



サチのことかなり傷つけたっぽい…。



「サチっ!!」

「気にしてない!!お風呂入る!!」

「消すから。マジで。キレイには消えねぇかもだけど…」

「消すのも痛いんでしょ!?あたしのためなら消さなくていい!!」



やっちまったぁ~…。



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