倉庫の王様
先生の腰にあったタトゥーを見た時はショックすぎて泣きそうになった…。



だけどあんなに焦る先生とかレアだし…。



今は絶対あたしだけって思いたいし…。



信じたいから…。



キッチンに行きコーヒーの準備。



どこになにがあるかわからなくて少し探した。



見つけたコーヒーは見たこともないくらい高そうなコーヒー…。



先生ってお坊ちゃまなのかな…。



おじいちゃんが理事長でお父さんは?



だけどこんな別荘持ってるんだからお金持ちなんだろうな…。



「まだぁ?」

「ぎゃっ!!」

「早くしないとお前食っちゃうよ~?」



先生が後ろからギュ~してきた…。



心臓バクバクだよ!!



首をガブッと噛み付かれて体に電流が走った。



ガシャンと音を建てて割れたコーヒーカップ…。



「あ~ぁ…割っちゃった」

「た、高いの!?」

「知らねぇよん。続きしよ?」



続きって!?



もう甘すぎて本当に溶けそうだよ~…。



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