倉庫の王様
父はアユミさんの親に急かされてるみたいだけど。



早く嫁にしてやってって。



あたしもそのうち挨拶に行かなきゃ…。



父をお願いしますって。



「おせぇよ」

「父と一悶着してきた」

「反対された感じ?」

「うん。アユミさんに感謝!!早く行こっ!!」



先生はキャップとダテメガネ。



あたしはいつもと変わらないけど…。



先生…カッコイイ~…。



運転してる姿大好き…。



「なに見てんの…」

「超カッコイイって言われない?」

「よく言われたな。昔の話しだけど」

「なにげにナルシストだね」

「仕方ない、俺、モテちゃうし」



相変わらず先生は先生。



あたしの大好きな人。



今日はたっぷり楽しんじゃいます!!



「今日『先生』禁止な?」

「えっ、ムリ!!癖だもん!!」

「周りにどんな関係だと思われるよ…」

「遊和って名前も珍しいから知り合いいたらバレちゃうよ?」

「じゃあ…『ゆうチャン』って語尾にハートマーク付きで」

「ゆうチャン?」

「ヤベッ…この上なく恥ずかしい…」



久しぶりに照れてるっ!!



< 163 / 621 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop