倉庫の王様
だけど寒さに耐え切れずに家の中に入った。



今度はいつもの先生だね…。



ソファーに座るあたしの膝にゴロンと転がった。



「もっと肉つけろよ。骨って感じ…」

「文句あるなら寝ないでください」

「オヤスミ~…」



運転疲れなのか、しばらくするとすやすや寝はじめてしまった…。



先生の寝顔カワイイ…。



猫みたいな髪も大好き…。



キレイな顔立ちも、先生の優しいとこも。



全部大好き…。



気づいた時には体制逆転。



あたしが先生の膝で眠ってた。



うわっ…超見られてたっぽい…。



優しい顔…。



「おはようサチ」

「なんで見てんの~…」

「カワイイから」



そんなにストレートに言われると超恥ずかしいんだけど…。



お腹に抱きつくとまた優しく髪を撫でてくれた。



「今何時になった?」

「15時だから昼すぎたな」

「お昼ご飯食べてないよ…」

「腹減ってんなら適当になんか作ってやるよ」

「いらない…」



だからもう少しくっついてたいです…。


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