倉庫の王様

しばらくそのまま先生にくっついてた。



｢なぁ、一緒に風呂入んね？｣

｢ほ、本気!?｣

｢ムリならいい｣



ここのお風呂はすごく大きかった気がする…。



やっぱり恥ずかしいよ…。



だけどムリしなきゃいつまで経ってもこのまま…。



それは先生にムリさせることになるんだよね…？



｢一緒に…入る…｣

｢強制したいわけじゃねぇぞ？｣

｢イヤじゃないんだもん!!少し…恥ずかしいだけで…｣

｢じゃあ入ろう｣



心臓が壊れそう…。



まだこんなに明るいし…。



だけどたまにはあたしも勇気出さなきゃ…。



先にお風呂に入って全部洗った。



先生がくれたタオルは必須。



今から先生がここに…来るんだよね…？



今まで味わったこともないくらい心臓がバクバクしてる…。



｢もういい？｣

｢は、はいっ!!｣



先生に背を向けるようにして、ただただドキドキしてた。



｢見たなら見てもいいけど見たくねぇならそっち向いとけよ～｣



なんでそんなに余裕なの～…。