倉庫の王様
なんだか超嬉しいんだけど!!



父の子供ってことでしょ!?



超嬉しい…。



「やったねアユミさん!!超嬉しい!!」

「ほ、本当に?心から?」

「嬉しいってば!!早く父に報告してあげなよ!!」



休日で寝てる父の部屋にふたりで向かった。



本当にパソコンばっかりで、昨日も仕事したまま寝たみたい…。



片手がパソコンのキーボードにあって、座りながら寝てる…。



「起きろ麻飛」

「その…違うって…もっと強化し…」

「起きろって言ってんでしょ!!ってかお前失敗してんじゃねぇよ!!」

「はっ?何!?会社?じゃない…って…アユミか…」

「あんたあの日大丈夫だって言ったよね!?できてんだけど!!」

「何が?」

「子供!!このヘタクソ」



それはあたしのいないとこでしてほしいケンカなんだけどな…。



超気まずいから逃げよう…。



ギャーギャー言ってるアユミさんとこの上なく喜んでる父。



よかったね、父。



これで本当のお父さんだ。



まぁあたしも父のことをちゃんと父だと思ってるけどさ。



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