倉庫の王様
ベッドに座って上着を脱いだ先生に飛び付いた。



「あたしなにも用意してないよ先生…」

「サチくれんじゃないの?」

「えっ!?きょ、今日は…」



下着に色気がなさすぎる。



初めてがこんなんじゃヤダ!!



「ウソだよ、顔見に来ただけだから」

「拒否ったわけじゃないからね!?イヤとかじゃなくて…」

「なんか最近のサチ…盛ってんの?言うことが前と違う…」



さ、盛ってる!?



あたしが!?



それって絶対ヒカリの影響かも…。



「あ、あのね、好きな人と…すると…すっごく幸せだってヒカリが…」

「へぇ~…」

「な、なにっ!?」

「初めて知った。で、サチはすっごく幸せになりたいわけね?このエロガキ」



なっ!?



そういう意味じゃないもんっ!!



いや、そういう意味かも…。



なんかあたしエロエロじゃん!!



「じゃ、遠慮しなくていいわけだな?」

「だけどっ!!今日はっ…遠慮してください…」



やっぱり今日はダメ!!



< 266 / 621 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop