倉庫の王様
サチの視線から見たらきっと迫力たっぷりなんだろう…。



超睨まれてる…。



怯えるサチにちょっと萌え…。



「あた…あたしにだけ…そんな態度だし!!あたしはイブ君のなに!?」

「なに…。なんだろ…」

「言いなりにはなんないって言ったでしょ!?」

「あっ、わかった。お前見てると昔からムカつく。チビでいつも怯えてるし」



んんん?



昔からって…?



まさかお前今もっ…。



「鈍感だからイジメられてたことに気づかねぇし。消しゴム何回盗まれたんだよ」

「えっ?イブ君が盗ったんじゃん…」

「それは俺が他のヤツから取り返してやったんだよ。気づかなかったのかバカ」



あのさ…。



今にもキレそうだから他行けや…。



職員室で痴話喧嘩してんじゃねぇよガキ共…。



「じゃ、じゃあ毎日ランドセル持たせたのは!?」

「あれはお前と帰る口実だろ。帰りにイジメらんねぇように」

「給食の豆攻撃はなにっ!?」

「お前が豆好きだって聞いたからあげた」



俺の目の前で歪んだ愛情表現してんじゃねぇ!!



< 293 / 621 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop