倉庫の王様
着替えもしないで部屋着のままサチとくっついてる。
もう昼になる時間。
ロフトに上がって窓を開けると寒いけどいい天気…。
「メシ食いに行って買い物して帰るか」
「へっ!?」
「だから、メシ行くかって言ったの」
「ムリじゃん!!誰かに見つかったら…」
「和食でいいなら部屋押さえるから。行く?」
「行く…」
親父と世話になってた料亭。
土曜の昼は平気か?
「あっ、宮です。今から大丈夫ですか?」
「もしかして遊和坊ちゃん?奥の座敷なら開いてますよ」
「伺います。ふたりで」
「かしこまりました」
さぁ、デートだ。
サチがチラチラ見てる中で着替えたらちょっとだけ変装。
メガネとキャップ。
上着のダウンは口元まで閉めちゃうもんね。
「行くぞ」
「本当に…平気?」
「禁断なんかクソくらえだ」
普通のデートもできないからこれくらいしてやんなきゃ。
バレた時のことなんか知ったこっちゃねぇ。
今を楽しみたい。
もう昼になる時間。
ロフトに上がって窓を開けると寒いけどいい天気…。
「メシ食いに行って買い物して帰るか」
「へっ!?」
「だから、メシ行くかって言ったの」
「ムリじゃん!!誰かに見つかったら…」
「和食でいいなら部屋押さえるから。行く?」
「行く…」
親父と世話になってた料亭。
土曜の昼は平気か?
「あっ、宮です。今から大丈夫ですか?」
「もしかして遊和坊ちゃん?奥の座敷なら開いてますよ」
「伺います。ふたりで」
「かしこまりました」
さぁ、デートだ。
サチがチラチラ見てる中で着替えたらちょっとだけ変装。
メガネとキャップ。
上着のダウンは口元まで閉めちゃうもんね。
「行くぞ」
「本当に…平気?」
「禁断なんかクソくらえだ」
普通のデートもできないからこれくらいしてやんなきゃ。
バレた時のことなんか知ったこっちゃねぇ。
今を楽しみたい。